
10月27日~28日に金沢で開催された地球科学におけるAI応用研究ワークショップに、小槻先生、竹島さん、金子さん、岸川さん、斎藤さん、林さん、白石さん、宮澤さん、生方さん、國見さん、村口が参加しました。1日目は口頭発表とポスター発表が行われました。口頭発表ではAI気象モデルについての発表が多く行われていた印象があります。発表を通じて、AI気象モデルが特徴や課題点などを知ることができました。AI気象モデルが極端な天候を予測できるか、データ同化とどう組み合わせていくのかが、これから行われていく研究であるように私は感じました。ポスター発表では筆者も発表を行い、参加者から質問やコメントをいただくことができました。いただいたアドバイスを元に、今後の研究にいかしていきたいです。
2日目は口頭発表が行われました。主に拡散モデルや水文へAIを応用した事例についての発表が多かった印象があります。拡散モデルがアンサンブルの生成やダウンスケーリングに利用されており、応用例の多さに驚きました。最後の総括では、今後の研究において、AIなどの理論を研究している人とも協力していく必要があるという点が述べられていました。発表されたAIのモデル単に適用するだけでなく、自分たち自身でAIのモデルを開発していく必要があるということかと個人的には思いました。
今回は地球科学におけるAI応用研究ワークショップとしては、1回目のワークショップでしたが、70人ほどの参加者が参加されており、地球科学分野へのAIの応用はこれからさらに注目されていく分野であるという印象が持ちました。今回のワークショップの参加を通じて、AIの地球科学への応用についての現状と今後の進展について学ぶことができる良い機会となりました。
(村口)

図:会場での集合写真
