
2025年11月23日、ムーンショット目標8に採択されている小槻PMのAMAGOIプロジェクト初となる市民参加型ワークショップを千葉大学けやき会館にて開催しました。
プロジェクト内のRRIグループが企画し、気象制御をテーマに未来の天気と暮らしを一緒に考えてみようというイベントです。セミナーとワークショップの二部構成で、セミナーでは、立花PIの司会のもと、気象制御の科学的な内容や社会的な影響について小槻PMはじめ、ミッコ・プーマラ氏(トゥルク大学・フィンランド)、藤木 篤氏(関西大学)による解説がありました。第二部の北崎PIと一方井PIが担当するワークショップでは、グループに分かれて、それぞれ異なる立場に"ちょっとなりきって"、気象制御について考えるロールプレイを実施しました。さらにロールプレイの前には、グループ内で自己紹介、ボールや体を使ったコミュニケーションも。体も心も温めてから、いざ開始です!最後に各グループで話合った結論を発表してもらい、他のグループからも質問や意見が出るなど、活発な対話になったのではと感じました。さらにブース展示では、久保PIの気象を可視化する装置や、藤木氏の気象に関する小説や映画などの紹介がありました。
個人的にはこのようなワークショップは初めてでしたが、異なる意見をまとめる際に、声の大きい人の意見が通るということではなく、色々な立場の人と「ここはこんな条件ならにぎれそうですよね」という、落としどころを探していくプロセスの大切さを改めて感じました。また、誰かになりきって対話をする中で、その人物に共感したり違和感を感じたりと、自分の考えが立ち現れてきたのではないでしょうか。次の機会には、他分野で研究者を志す学生の皆さんにもぜひ体験していただきたいと感じました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
また、準備等にお手伝い頂いた、村野さん、鈴村さんはじめスタッフの方々、林さん、白石さん、村口さん、生方さんはじめ研究室の皆さま、ご協力いただきありがとうございました。
(中村、曽我)

司会の立花PI

イベント準備の様子

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