2026年3月2日、富山県民会館およびオンラインにて、実証実験「人工降雪に係る予備実験」報告会を開催しました。14時と18時半の2回実施し、会場22名、オンライン47名の計69名の皆さまにご参加いただきました。会場には複数のテレビ局や新聞社が取材に訪れ、プロジェクトへの関心の高さがうかがえました。

はじめに、小槻PMよりAMAGOIプロジェクトの概要と、今年1月に実施した予備実験の概要についての説明がありました。続いて、濱田PI(富山大学)、吉見PI(富山県立大学)から実験の状況と成果についての報告がありました。飛行機や地上から撮影した実際の写真や動画を交えて紹介され、予備実験の主な目的であった「本格実験に向けたロジスティクスの確立」が達成されたことが共有されました。

さらに、安永PI(富山大学)からは今後の実験の方向性が示され、気象改変効果を観測・測定するのに適した富山湾の地形を活かした富山湾デジタルツイン開発構想が紹介されました。また富山県の高低差のある地形を強みにした、気候変動適応や新産業創出につながる「ナチュラルラボラトリー」としての可能性も示されました。

質疑応答では、グラフィックレコーディング(議論の内容をリアルタイムで絵や文字によって可視化する手法)を取り入れ、会場とオンライン双方で内容を共有しました。地元高校の教員からは「高校生にできることはあるか?」との質問が出るなど、次世代との連携への期待が寄せられました。

報告会終了後には、参加者と研究者、また参加者同士が交流する姿も見られました。お互いの言葉に耳を傾け、思いを共有する中で、新しいつながりや関係性が生まれていく、その始まりを垣間見ることができました。このプロジェクトが、さまざまな分野で「こうなったらいいな」という思いを持つ人々が集い、共に創り上げていく「場」として育っていく可能性を感じています。

なお、本報告会の運営は株式会社たがやすの協力のもと実施され、司会進行およびグラフィックレコーディングも同社が担当しました。また、会場準備や当日の運営には富山県立大学の学生の皆さんによる積極的なサポートがありました。

今後もAMAGOIプロジェクトメンバー一丸となって研究推進に取り組んでまいります。

(曽我、中村)

集合写真

グラフィックレコーディングの前での集合写真。本格実験に向けて制作したオリジナルのスタッフジャンパーを着て

グラフィックレコーディングの様子

グラフィックレコーディングの様子