水工学講演会の集合写真

 12月10日~12月12日にかけて福島県郡山市で開催された第70回水工学講演会に小槻・岡﨑研究室から岡﨑先生、竹島さん(特任研究員)、中村さん(技術補佐員)、村口くん(B4)、宮澤(M1)の5名が参加しました。筆者は深層学習手法による集中豪雨予測の研究に取り組んでおり、本講演会では降水予測と応用のセッションにおいて深層学習モデルSwin-Unetとメソスケール数値予報の解析値を用いた降水量予測というテーマで発表しました。1日目の開会式直後のトップバッターでの発表、しかも講演番号1番で他セッションも含めた全講演で最初の発表であったため大変緊張しましたが、外部の方々に対して発表する貴重な機会でした。2日目の夜には懇親会が開催され、他大学の研究室の学生や研究員の方々と交流しました。懇親会の参加前には交流できるか不安でしたが、話してみると研究手法に共通点があることや研究員同士で交流があることが分かり、気象学と水工学が密接に関わっていることを実感できました。また、懇親会の最後には全員でダム式万歳なる水工学特有の万歳三唱で締めくくられたのが興味深かったです。3日目の午後には降水プロセスのセッションにおいてクラウドシーディングの数値実験の研究発表が複数なされ、その中で当研究室が参加しているムーンショット目標8「2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨を制御し極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現」について言及されており、自分たちの研究が社会的に大きな意義があることを再認識し、誇らしく感じました。

 今回の学会参加を通して発表者の方々の研究への熱意や手法の緻密さにとても刺激を受けました。この経験を糧に自身の研究への取り組みを今一度見つめ直し、より一層研究に精進したいです。

(宮澤)

水工学講演会の集合写真

会場での集合写真