表題の通り、日本科学振興協会JAASの主催する「会いに行ける科学者フェス」で、小槻教授が講演を、特任助教の塩尻がポスター発表を行いました。このフェスは、一般市民が普段接することのない科学者と対話し、科学の内外に存在する見えない壁を取り除き、新しい価値を創造することを目的に開催されました。小槻教授の講演の題は「気象制御実現への挑戦」、気象学に接点のない一般の方々や他分野の研究者たちへ、気象制御実現に向けた計画と現状について解説されました。また、富山大学の安永数明教授にも講演をお願いし、集中豪雨発生の仕組みについて解説していただきました。
 本講演は大盛況のもとに無事終了しました。盛況ぶりに一役買ったのは、新しく導入したコメントスクリーンというシステムでしょう。本システムにより、解説を行うための画面上に、聴衆からリアルタイムにコメントを送信・表示できるようになります。講演中には様々なコメントが飛び交い、特に面白いコメントや質問には、講演の最中にでも先生方は返答を返されました。小槻先生が特に嬉々として返答されていたコメントの一つは、「気象制御研究はマッドだけど、意義深くおもしろい研究だ」という内容のものでした。
 塩尻も気象制御研究の紹介を、小槻先生の講演の翌日にポスター発表で行いました。ポスターを掲載する時間は10時から15時まででしたが、その間お昼ご飯の時間を除いてしゃべりっぱなしでした。これは多くの方に興味を持っていただけたということですので、疲れはしましたが大変嬉しかったです。またポスターの前に来られる方は、分野が全く異なるプロの研究者から小中学生まで様々で、普段受けないような質問や意見をいただくことができ、大変貴重な経験をさせていただけました。
(塩尻大也)