見えないものを見てみよう ~AIによる超解像の世界~

見えないものを見てみよう ~AIによる超解像の世界~

2024年3月31日、日本科学未来館にて「天気をあやつる? ~Eテレ映像と実験でのぞき見る気象研究の未来~」が開催されました。
このイベントは、ムーンショット目標8「2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨を制御し極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現」の研究者が集い、皆さんと一緒に気象研究の未来について考えるものです。

我々小槻・岡﨑研究室では、サイドイベントとして「見えないものを見てみよう ~AIによる超解像の世界~」を行いました。
効果的な気象制御を行うためには、正確な気象予測が必要となります。そのカギを握る技術、AIによる超解像を体感していただこうというイベントです。

研究室メンバーの金子、白石、曽我が中心となって準備を進め、当日は小槻、岡崎、武藤、塩尻、黒澤、金丸、舩富も参加し、イベントを盛り上げました。

プロジェクションマッピングで「降水超解像」を体感

日本科学未来館周辺に実際に降った雨の様子を、天井に映し出しました。AIによって処理を行う前と後の違いを、空を見上げるようにして体感することができます。降水超解像を研究している白石さん(修士1年生)が、映像についてわかりやすく解説しました。

プロジェクションマッピングによる降水超解像

「AI超解像画廊」でクイズに挑戦

プロジェクションマッピングで映し出した絵や写真。これらはAIが生成した画像でしょうか?それとも本物でしょうか?
親子でクイズに参加された皆さんも、画像に近づいてじっくり見極めていましたが、なかなか苦戦している様子でした。AIの力を実感していただけたのではないでしょうか。

クイズの解答はお手持ちのスマホから送信。採点結果と解説もスマホで確認できます。
ご参加いただいた方全員にオリジナルクリアファイルを、全問正解された方にはオリジナル不織布バッグをお持ち帰りいただきました。

プロジェクションマッピングによる絵と写真

最後に

研究室として初めての試みとなった今回のイベント。ユニフォームとしてTシャツを製作し、メンバーが一丸となって準備にあたりました。
どういう見せ方をしたらわかりやすく伝えられるか、そして楽しんでいただけるかを試行錯誤してきました。「AIによる超解像」を少しでも身近に感じていただけたら嬉しく思います。
ご来場いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

集合写真ジオ・コスモスを見上げるメンバーオリジナルグッズ

イベント概要

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