20229月に京都大学宇治キャンパスにおいて、オンラインとのハイブリッドで開催されました表題学会において、優秀発表賞をいただきましたことをご報告差し上げます。ハイブリッドでの開催のため集計に時間がかかり、受賞の知らせは学会の約1ヶ月後に届きました。そのため学会の熱は少し冷めてしまってはいましたが、やはり嬉しいものは嬉しかったです。

「スパースセンサ位置最適化手法を活用した効率的な雨量計位置決定」と題した本研究は、共著者である修士1年の齋藤君、特任助教のMaoさん、そして小槻先生との協働により、ワンチームで行われたものです。私一人が光栄に浴するのは畏れ多くも感じますが、優秀発表賞を頂けたことは本当に嬉しく思います。本研究は費用対効果の観点から効率の良い雨量計配置はどのようなものかという問題について、情報科学分野で近年開発されたスパースセンサ位置最適化手法を利用して取り組んだ研究になります。社会的要請のおそらく強い研究であり、この度の受賞はより社会実装に適した形での研究の深化を期待されているようで、身が引き締まる思いです。この期待に応えるためにも、今後もチームでの対話を重ねることで創発を生み出し、新たな成果を得られるように邁進してゆく所存です。
(塩尻大也)