イタリアのボローニャで開催された、データ同化分野のシンポジウムであるISDA 2023に小槻研究室から修士課程の学生として河﨑・齋藤・藤村の3人が10月16日から20日の計5日間参加しました。藤村は17日に、河﨑と齋藤は19日にポスター発表を行い、多くの研究者と有意義な議論を交わすことができました。
今回のISDA 2023への参加は私にとって初めての国際学会の参加となり、非常に有意義な経験となりました。
本シンポジウムは最終日を除き、朝9時頃から夕方5時頃まで口頭発表が行われ、さらにその後も別のセッションが行われるようなタフな日程でしたが、その分多くの発表を聴講することができました。世界中からプロフェッショナルな研究者が集まっていることもあり、内容のみならずプレゼン技術も高く、勉強になりました。特に、私の研究と関わりのあるカオス力学系の制御手法や最適化手法に関する新たな知見を得ることができたのは非常に有意義でした。
また、発表を聴講するだけでなく、19日には2枚のポスター発表を行いました。発表前までは、自分の研究が海外の研究者から見て興味を引くものなのか、英語で上手く議論を行うことができるか等、様々な不安がありました。しかし、いざポスターセッションが始まると、想像以上に多くの方々が私のポスターに関心を示してくださりました。また、英語に関してはまだまだ流暢というわけにはいきませんでしたが、それでも十分に意思疎通を図ることができ、自身の英語力に多少自信が付きました。
また、コーヒーブレイクやソーシャルディナーでも多くの研究者と交流させていただき、研究のみならず海外事情や文化等の様々なことも学ぶことができました。
このような貴重な機会を提供してくださった小槻先生、同伴して面倒を見てくださった塩尻さん・武藤さん、そして多々迷惑をかけたのにも関わらず至るところで助けてくれた齋藤君と藤村君に心から感謝申し上げます。(河﨑)
ISDAへの参加は、私にとって非常に刺激的で貴重な経験でした。データ同化に関する最新の研究成果に触れ、世界中の研究者と交流することで、専門知識や洞察を深めることができました。
英語でのポスター発表は初めての経験で、緊張もしましたが、多くの方々との議論やフィードバックを受けることで、新たな洞察を得ることができました。特に,私の研究に興味を示し、ポスターの写真を撮ってくれたときは、私の研究内容が社会的にも注目されていることに改めて気が付くことができました。
また、言語の壁を越えてコミュニケーションを取ることの重要性を再認識しました。今後さらに必要な国際交流に向けて、自己成長につなげるためのモチベーションが得られました。
ISDAへの参加は非常に有益な経験であり、この経験から得たモチベーションと反省を活かし、卒業までの研究活動に活力を注ぎ、卒業後も国際的に貢献できるよう努力していきたいと考えています。
最後に、ISDAに参加するにあたり、協力してくださった研究室の方々には大変感謝しています。皆さんのサポートがなければ、学会に参加することができませんでした。この場を借りて感謝申し上げます。(齋藤)
私にとって初めての国際学会への参加ということで、少し不安や緊張がありましたが、終わってみると多くのものを得られたと満足しています。
ISDAでは様々な所属・分野の先生方の講演を聞くことが非常に刺激的でした。特にデータ同化分野の最前線に触れることができ、自分の研究にも役立ちそうな多くのインスピレーションを得ることができました。新たなアイデアやアプローチに触れ、自分の研究の方向性を見直す重要な機会となりました。
ポスター発表もまた充実した体験でした。初めての英語での発表でしたが、拙い英語でもなんとか自分の研究の要点は伝えられたと思っています。さらに、著名な先生から研究に対するアドバイスをいただき、研究の質向上の新たな可能性を見出すことができました。
国際学会への参加という貴重な機会を提供してくださった小槻先生に感謝の意を表します。また、日々の研究活動や発表に関する支援をしてくれた研究員の皆さんや、学生の仲間にも心から感謝いたします。皆さんのサポートがなければ、この素晴らしい経験をすることはできませんでした。(藤村)
現地にて、小槻・岡﨑研究室メンバーの集合写真。