[Brief Summary]
This series of letters aim at sharing my thoughts with laboratory members.
In principle, I am going to explain in English during the entire meeting. Here I am going to follow up in Japanese.
The original presentation file can be seen via following link that was presented on July 20, 2020.
・002_review-paper
[小槻さん通信とは?]
小槻さんの考えをメンバーに知って貰うための取り組みです。詳しくはこちら。
・2020.07.17 第1回 小槻さん通信の目的
研究室のメンバーも増えてきましたので、整理もかねて、情報共有の重要性です。
改めて、チームの強さとは、構成員の多様性です。皆さんお気づきの様に、私たちのチームは多様な背景・知識・関心をもつメンバーに恵まれています。この多様性は、僕たちの最大の長所であり、チャレンジでもあります。最初に、有名なことわざを一つ。
If you want to go fast, go alone.
If you want to go far, you should go together.
(an African proverb to survive in desert)
個人で生きるのであれば、情報共有は不要です。しかし、その場合は、出せる成果はその個人の想像・知識の範囲に収まります。大天才でもない限り、個人でできる研究・生産は限られています。多様性を信じる事とは、自分の発想・思考に及ばない事を知っているメンバーを尊重する事です。人間はだれしも得手・不得手があります。自分の得手と、他人の不得手を比べる事には、自己満足以上の意味はありません。各個人では出来ない生産活動をすることに、チームとしての活動の意義があり、また挑戦があり、ブレークスルーの可能性があります。僕はこのチームのリーダーとして、メンバーの長所をつなぎ、チームの生産性の最大化を図りたいと強く思っています(任天堂のマネジメントを参照にする)。
という訳で、これから実施していくことです
(1) みなさん: 論文紹介 (英語、約2週に1回)
(2) みなさん: 小槻さんへの講義 (any language、必要に応じて)
(3) みなさん: ブログ (any language、2週に1回ペース)
(4) 小槻さん: 小槻さん通信(日本語、飛鳥に応じて)
(5) みなさん: 研究室の全体MTG(考え中、大学院入試後にREVISEします)
今回こんなことを言い始めた背景
(1) 現状、学生さんとの研究議論をしていますが、もっと全体で話す場所が必要。情報共有のため。
(2) とにかく小槻さんの勉強時間が足りません。なので、講義や研究室MTGでの情報共有をお願いします。
(3) アウトリーチ・発信は、これからも魅力あるメンバーを惹きつけるために重要です。ブログ執筆の協力をお願いします。
大事なこと
・管理の徹底、TODOを増加をしたい訳ではないのです。管理型の組織は、創造性が失われ、結果的に生産性が落ちます。負のループ。[Link]
・しかし、僕が全体の状態を知るために、みんなの情報を共有するために、或る程度の時間を使った、コミュニケーションは必要なのです。必要なコストです。
・僕も、意味のない時間・無駄な会議は嫌いです。冗長なMTGにならない様に、努力します。時は金なり。
・皆さんに生き生きと研究してもらうために、皆さんの自己実現も大切にしたいと思っています。時々、「将来どうなりたいんやっけ?/何を大事にしたいんですっけ?」と聞いてるのは、皆さんと研究室が、WIN-WINになる様な枠組みを作っていきたいからです。
独り言
・小槻さんがサボっているから時間がない、訳ではない事は伝わっていると信じたいです。
・もし、「でも小槻さん暇そうですよね」って思ったら、遠慮なく伝えて下さい。忙しいアピールしたい訳ではないですが、「このボス、ぬるい仕事してんな」って思われてる状態でチームがまとまる訳がないです。ちゃんと見える化を考えます。これは任天堂・岩田さんのモデルですが、「ちゃんとリーダーが難しい事に取り組んでいる」と見せる事は、まとまりのあるチームにするための、リーダーの一つの仕事です。
・忙しいのは、偉い事ではありません。でも、小槻さんはスケジュール詰込み型なので、基本いつも締切に追われています。これも一つの生き方です。真似はしなくて良いです。
チームの在り方
・ボス型組織: 強力なリーダーの判断・指示に率いられる組織
・リーダー型組織: 全員思考型。
僕が目指したいのはリーダー型組織です。遠くに行きたいので、みんなで考えたいです。皆さんの考えや意見は、最大限尊重します。でも、最後は小槻さんの好き・嫌いで決めます。じゃないと、決断できないからね。
補足
・若いスタッフ・学生さんは、いつかどこかの組織でリーダとしてチームを率いるのだと思っています。自分だったらどうするかと、仮説思考してみて欲しい。結局、成長する人は、この「自分だったらどうするか」という仮説思考のサイクルがある人なので、その蓄積が10年後に人生を大きく左右します。
・この辺の考え方は、京セラ・任天堂に強く影響されています。エンジニア==>マネージャーというところも、理系の人間に通じます。将来迷ったら、とりあえず黙ってこれ読んどけと言いたい。